2016年12月21日
近藤貪欲 平田に密着
近藤貪欲 平田に密着
2016年12月21日 紙面から

台湾ウインターリーグの報告を終え、来季の活躍を誓う近藤=名古屋市中区の球団事務所で(黒田淳一撮影)
台湾の冬季リーグ「アジアウインターベースボールリーグ」に参加していた中日の6選手が20日、名古屋市中区の球団事務所で帰国報告した。異国での戦いに刺激を受けた近藤弘基外野手(23)は、さらなる成長に向けて平田良介外野手(28)への弟子入りを決断。来年1月に一緒に自主トレに励み、竜の主軸から走攻守の極意を吸収する。
武者修行から戻り、近藤の瞳にギラつきが増す。台湾でNPBウエスタン選抜のチームメートだったオリックス・吉田正に学んだのに加え、次なる先生役は竜の背番号6。「平田さんは中日の主軸を打つ打者。いろいろ吸収し、少しでもレギュラーに近づきたい」と弟子入りを決めた。
シーズン中に「オフはどうされるんですか?」と聞いたのがきっかけで、来年1月初旬からの自主トレに誘ってもらった。タイプは違うが同じ右打ち。「打席の中での考え方を聞きたい。バッティングだけじゃなく、守備と走塁もうまいので、遠慮なく聞いていきたい」と徹底取材の構えだ。
その貪欲さは、台湾での経験があったからこそ。打率5割超と別次元だった吉田正だけでなく、他球団の選手たちと暇を見つけては野球談議。自らにはない感覚や練習法もあった。「話を聞くことの大切さを感じました。それで自分の引き出しが増えればいい」。試行錯誤の中で糸口を探す。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016122102000110.html