2016年12月18日
小熊、Gキラー襲名に名乗り
小熊、Gキラー襲名に名乗り
2016年12月18日 紙面から

子どもたちと談笑する小熊=愛知県大府市の横根グラウンドで(金田好弘撮影)
中日・小熊凌祐投手(26)が17日、愛知県大府市の横根グラウンドで開かれた児童対象の野球教室(中日新聞大府販売店会主催)に参加し、Gキラー襲名に名乗りをあげた。今季は巨人戦初勝利をマークするなど5勝2敗、防御率2・80。ブレークの予感を漂わせた右腕は、3月31日からの巨人との開幕3連戦(東京ドーム)に照準を合わせている。
言葉では表せない高揚感と達成感に襲われた。勝利の味が格別だった理由は、巨人戦にあった。やみつきになりそうな味わい。だから、小熊は新巨人キラー襲名に名乗りをあげる。
「どこに勝っても1勝は変わらないと思っていました。でも、勝ってみたら違いました。何て言っていいか分からないんですけど、別のうれしさがありました」
G戦初勝利は9月3日の敵地・東京ドーム。6イニング2/3を投げて被安打6、失点1。東京ドーム初先発で今季4勝目を手にしたゲームだ。4月にはナゴヤドームでDeNAを相手にプロ初完封をマーク。なのに、巨人戦での勝利は忘れられない。それほど、巨人戦での勝利の喜びは強烈だった。
今季は開幕から順調なスタートを切った。5月上旬に打球が右手首付近を直撃して約2カ月にわたり離脱したものの、先発8試合を含む14試合に登板して5勝2敗、防御率2・80。ブレークの予感を漂わせた。
「来年がプロ野球人生で1番大事な年になります」と気合満点に語るのも、今季があったから。体づくりは順調で今後はナゴヤ球場でトレーニング。来年1月の自主トレは、チーム本隊よりも早く大野、伊藤と沖縄で汗を流す。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121802000088.html