2016年12月13日
ドラフト2位・京田、背番号51に2つの思い
ドラフト2位・京田、背番号51に2つの思い
2016年12月13日 紙面から

ユニホーム姿でバットを振る京田(黒田淳一撮影)
ドラフト2位の京田が自ら選んだ背番号には、2つの思いが込められていた。ひとつは、今季リーグ優勝した広島の象徴となった背番号51。ベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した鈴木誠也のように「自分も『神ってる』と言われるように活躍したい」。大ブレークした同学年にあやかり、そして追いつき追い越したい。
青森山田高時代も含めて面識はないが「すごく意識はしますね」。日大入学後、仲村恒一監督から鈴木が大学のチームメートになる可能性もあったと聞き「3番・京田、4番・鈴木は幻になりましたね」と笑う。
そして、もうひとつは日本が世界に誇る背番号51。「やっぱりイチローさんですよね。この数字はスピードというイメージが強い。僕の売りでもあるので」。堅実な守備に加え、50メートル走5秒9の俊足。「1年目に20盗塁」とその意識は高い。
同じ石川県能美市出身の松井秀喜さんとともに、米大リーグで活躍する姿を少年時代からテレビで目に焼き付けた。強烈だったのは、2009年のWBC決勝・韓国戦での世界一を決める中前タイムリー。「あれは鳥肌が立ちました」。そんな偉大な選手に少しでも追いつきたい。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201612/CK2016121302000106.html