2016年12月01日
山井、復活手応え 帰ってきたウルトラ直球
山井、復活手応え 帰ってきたウルトラ直球
2016年11月25日 紙面から

契約更改交渉に向かう山井=ナゴヤ球場で(黒田淳一撮影)
中日の山井大介投手(38)がナゴヤ球場隣接の選手寮「昇竜館」で契約交渉し、現状維持の1億2000万円でサインした。今季1勝だった山井は球団から若手の教育係を任される一方、シーズン後に自身の投球に復活の手応えをつかんでいたことを明かした。また小熊凌祐投手(26)も増額で更改し、来季の先発ローテーション入りを掲げた。(金額は推定)
自信、というよりむしろ確信に近いほどの強気の言葉の連続だった。今季はわずか1勝。しかし、今も右腕に残る感触が、山井に来季の逆襲を宣言させた。シーズン終了後、トータル約3週間を過ごした鳥取のジム『ワールドウィング』で、38歳は理想の直球を取り戻していたことを明かした。
13勝を挙げた14年をほうふつとさせる感覚だ。「まだまだ抑えられるストレートが投げられると確認できた。久しぶりにホッとした。『オレ、まだ行けるな』って」。シーズン中はわかっていても修正できなかった。フォームの乱れ、バランスの悪さ…OBの山本昌さんからも指摘されたが、直せなかった。しかし鳥取で体を見つめ直し、バランスを整えた結果、「伸び、回転、腕のしなり。『あ、いい球行ってるな』って」と、抜群の手応えを感じた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016112502000109.html