2016年11月14日
福、吉見直伝スライダー習得だ
福、吉見直伝スライダー習得だ
2016年11月13日 紙面から

シーズン中の吉見のアドバイスを基にスライダー習得に取り組む福=北谷球場で(小沢徹撮影)
「吉見スライダー」習得だ! 沖縄・北谷で続く中日の若手投手陣による秋季キャンプで、福敬登投手(24)が12日、吉見一起投手(32)のような打者の手元で横に変化するスライダーを試した。シーズン中に背番号19からもらったアドバイスをヒントに、来季の飛躍に向けて腕を振り続けた。又吉克樹投手(26)はキャンプ最終日までブルペン投球を『完走』する目標を掲げた。
何かを思い出したように声を発した。「握りを変えます」。福が投げ始めたのはスライダー。もともと持つ変化球だが、実はマイナーチェンジを加えていた。ブルペンで101球を投げ込んだうち、50球を過ぎたあたりから試投。個別練習でも感触を確かめた。
「カットボール気味の握りのスライダーですね。今まで投げてきたものとは現時点ではどっちつかずですけど…。今までのスライダーだけを同じように続けていたら意味がない」
さかのぼれば初夏を迎えたナゴヤドーム。試合前に、吉見とのキャッチボールでアドバイスをもらった。「5月か6月でした。『最後に手元で曲がる球はバッターが一番打ちづらいんだよ』と。吉見さんの球は受けづらかった」。キャッチボールでさえ手元で横に大きく変化するボールに、驚くばかりだった。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111302000094.html