2016年11月14日
藤井、再発進
藤井、再発進
2016年11月12日 紙面から

会見を終え席を立った後も記者の質問に答える藤井=中日ドラゴンズ屋内練習場で(篠原麻希撮影)
1並びで再発進だ。中日・藤井淳志外野手(35)が11日、名古屋市内で契約交渉に臨み、200万円減の4000万円で更改した。11日の午前11時11分と1並びでサインした11年目は来季の逆襲を宣言。また、遠藤一星内野手(27)は300万円減の1200万円で更改。こちらは豪華な食卓にするという珍目標を掲げた。(金額は推定)
ふがいない1年だったから『1』を並べることにこだわった。「これいいんじゃない。11分もいけるなって」。プロ11年目の契約は11月11日、午前11時。そしてサインしたのは11分。わずか10分程度で交渉を終えた藤井はスッキリした表情で逆襲を宣言した。
「今年はふがいないシーズンでした。去年は(ファンから)残ってくれてありがとうと言われたけど、本当にありがとうかどうかは1年後に分かると。結果はありがとうじゃなかった。本当にありがとうと思ってもらえるようにやりたい」
FA権を行使せずに残留してから1年、不本意な1年を過ごした。左翼のレギュラーを期待されながら4月に極度の不振に陥って、今季は87試合で打率2割1分6厘、3本塁打、19打点。飛躍の年になるはずがファンの期待を裏切っていた。
今年もFA宣言は封印した。わずか10分での交渉は「大人の権利を持っていたので先に話をしていました」と球団サイドと下交渉していたことを明かした。FA権を行使するか否かで迷った時期もあったそうだが「偉そうなことを言っている場合じゃない」と残留を決断。球団から提示された200万円減の4000万円で合意していた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016111202000115.html