2016年11月06日
恩師から佐藤に贈る 飛躍3カ条
恩師から佐藤に贈る 飛躍3カ条
2016年11月3日 紙面から

アピールするぞ!誰よりも大きな声を出す佐藤(中)=北谷球場で(黒田淳一撮影)
中日・佐藤優投手(23)が2日、恩師から金言を授かった。西武などで活躍した、母校・東北福祉大の大塚光二監督(49)が沖縄・北谷で行われている一部投手陣による秋季キャンプを訪問。(1)首脳陣へのアピール(2)体のサイズアップ(3)今季以上の勝ち星-の3カ条を通達された。
ベンチから見つめる恩師を前に、佐藤は少し緊張気味だった。投内連係でボールがストライクゾーンから大きく外れ、けん制練習になると悪送球…。ことし中日に入団する前の昨秋以来、約1年ぶりとなる再会だけに無理もなかった。
そんな姿を見た恩師はまず自己アピールの重要性を指摘。穏やかな性格の佐藤もこの日ばかりは普段より大きな声で投内連係やゴロ捕に臨んだ。大塚監督は「オレがやったる、っていうアピールがまだ足りないね」と苦笑いしたが、積極的に声を出せば首脳陣の印象に残り登板機会が数多く与えられる可能性もある。
二つ目は、肉体改造を厳命だ。「プロでやっていくにはまだ線が細い」と大塚監督。沖縄キャンプで佐藤は夕食で丼3杯のご飯をノルマに設定。現在の体重80キロから80キロ台後半を目指す日々を送る。走り込みの多い沖縄キャンプで、下半身強化も徹底。プロ仕様ボディーを手に入れることが来季の飛躍につながるのは間違いない。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201611/CK2016110302000105.html