2016年10月31日
土井打撃コーチ、バントの先に長打あり
土井打撃コーチ、バントの先に長打あり
2016年10月28日 紙面から

高橋(左)のバント練習を見る土井打撃コーチ=ナゴヤ球場で(篠原麻希撮影)
中日・土井正博新打撃コーチ(72)が27日、秋季キャンプ中のナゴヤ球場で若手野手にバントを指導した。前日の選手への就任あいさつで「小技の徹底をしてもらいたい」と話した通りの土井道場。バントの先に長打があるという独自の理論にも基づいている。
すべての道はバントから始まる。これが幾多のスラッガーを育て上げた名伯楽の信念だった。秋季キャンプ2日目。打撃コーチの「職場」であるはずの打撃ケージ裏に、土井コーチはいない。フリー打撃が行われていた約1時間、何と一塁ベンチ前に設置されたバント練習場で身ぶり手ぶりでバントを教え続けていた。
「バントの形をしっかりすれば打撃につながる。ハンドワーク、足の使い方、プラスになってもマイナスにはならない。特に足の使い方は守備、走塁にも生きると思う」
この日は高橋、三ツ俣ら11人が受講生。4人一組に対して約20分間、意図も含めて教え込んだ。普通にバントを実践するだけではなく、ワンハンドバントも披露。微妙なハンドワークでミートポイントに合わせ、両膝を柔らかくして対応する。40歳以上も年下の若手に丁寧に説明していた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201610/CK2016102802000110.html