2016年10月31日
復刻、地獄の2005 竜沖縄秋季キャンプスタート
復刻、地獄の2005 竜沖縄秋季キャンプスタート
2016年10月27日 紙面から

中日の若手12投手による秋季キャンプが26日、沖縄・北谷球場で始まった。投手陣が沖縄の秋を迎えるのは2005年以来、11年ぶり。黄金時代を築いた地獄の体力強化メニューが復刻した。選手の半数以上が足などがつり、初日から悲鳴を上げた。ブルペン投球では鈴木翔太投手(21)を首脳陣が絶賛し、アピール一番乗りとなった。
投手陣が沖縄の秋を迎えるのは11年ぶり。練習メニューまで「復刻」されていた。グラウンド上は30度を超えた炎天下で、走る、走る、走る。2005年当時もトレーニングを担当していた勝崎チーフコンディショニングコーチは「あのころと同じメニューをやるよ」と言った。それを体験した選手はいないが、12人の投手の想像を絶していたことは間違いない。
午前中は走塁や投内連係、ノックとナゴヤ球場での秋季練習と変わらず。ただ、名古屋とは10度以上違う気温に、汗は噴き出し、下半身には乳酸が蓄積されていった。体力強化中心の午後に入ると限界を超え、苦しみ一色に染まっていった。
左翼と右翼のポール間を走りながらのアメリカンノックで1時間振り回され、休憩もそこそこに陸上競技場へ。体幹トレーニング後に待っていたのは5キロの持久走だった。スタート直後の100メートルで2年目の野村が集団から脱落。両脚がつり、立ち止まってストレッチ。それから鈴木、伊藤、阿知羅、福も急激にペースダウン。何度も立ち止まりながら何とか走り終えた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201610/CK2016102702000107.html