2016年10月22日
2位指名候補は野手
2位指名候補は野手
2016年10月20日 紙面から

練習で笑顔を見せる中京学院大・吉川(中)=岐阜県中津川市で(小沢徹撮影)
中日の2位指名候補に吉川尚輝内野手(21)=中京学院大=と京田陽太内野手(22)=日大=が浮上した。大学球界を代表する強打の遊撃手で、チームの補強ポイントとも合致。指名14番目という利点を生かし、即戦力野手の指名に動く。また、地元・東邦高の藤嶋健人投手(18)は会議前日に取材対応し、12球団OKながら竜への恋心を口にした。
即戦力投手の1位に続いて、2位は野手指名が濃厚だ。有力候補は京田、吉川の大学屈指の内野手だ。
「自分の人生が決まる日なんで。意識しちゃって毎晩、眠れない」と吉川は会議前日の高ぶる気持ちを説明した。50メートル5秒7の俊足を生かした、攻守にスピード感のあるプレーが魅力の逸材だ。初出場した6月の全日本大学野球選手権で、日本一へと駆け上がった。大会前は大学も自身も無名だったのが、終わったころには一躍スターとなっていた。
昨年のドラフト会議のテレビ中継を見て、決意したことがある。「指名された選手を見て、来年は自分もこの中に入りたいと思った。それまでやり残したことがないよう、悔いなく1日を過ごせば、すがすがしい気持ちでこの日を迎えられるんじゃないか、と」。この春から毎日、素振りを欠かさず、納得するまで練習を続け、課題だった打力を向上させた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201610/CK2016102002000111.html