2017年12月30日
鈴木博志、憲伸さんに聞きたい キンブレル・カットボール・求心力
鈴木博志、憲伸さんに聞きたい キンブレル・カットボール・求心力
2017年12月30日 紙面から

子どもたちと一緒にランニングする鈴木博=静岡県菊川市の和田公園で(篠原麻希撮影)
中日ドラフト1位の鈴木博志投手(20)=ヤマハ=が29日、球団OBで本紙評論家の川上憲伸さんとの対面を熱望した。電話での会話はあるが、直接会ったことはまだなく、質問したいことが山積みだという右腕は、特に聞きたい話題に「キンブレル、カットボール、求心力」の3つを挙げた。この日は、静岡県菊川市で中学時代に在籍した菊川ボーイズへあいさつに訪れた。
経験豊富で偉大な先輩は、竜のドラ1の好奇心をかき立てる。竜と運命の糸で結ばれてから約2カ月、鈴木博は胸に秘めていた思いを語った。「川上憲伸さんと直接お会いしたい。お聞きしたいことがたくさんあるんです」。竜の元エースとの対面を熱望した。
ドラフトで指名されてから、改めてその存在を強く意識した。印象に残るマウンドで仁王立ちし、雄たけびを上げる姿。海の向こうでの活躍も知っている。「いろんな経験をされている。自分の想像を超える話を聞けるかもしれない」。自らのプロ生活の糧にするために、特に聞き出したい話題が3つある。
1つ目は尊敬する「キンブレル」(大リーグ・レッドソックス)のことだ。川上さんはブレーブス時代にメジャー屈指の守護神と一緒にプレーした。「登板前の習慣にしていたこととか聞いてみたい。自分はルーティンがないので、参考にしたい」。憧れの選手の「人となり」に興味津々だ。
2つ目は「カットボール」へのこだわり。川上さんが得意としていたボールは、鈴木博の最も自信のある変化球でもある。「川上さんのカットボールは異次元だと思ってます。握りとか具体的な話より、どんな感覚で投げているのかが知りたい」。最速157キロの直球と並ぶ、自らのウイニングショットをさらに進化させるヒントにする。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201712/CK2017123002000092.html