2017年12月30日
中日Jr.大会最多タイ3度目のミラクルV 準決・決勝でサヨナラ
中日Jr.大会最多タイ3度目のミラクルV 準決・決勝でサヨナラ
2017年12月30日 紙面から

2年ぶり3度目の優勝を決め歓喜する湊川監督(前列中央右)ら中日Jr.ナイン(布藤哲矢撮影)
中日Jr.が北の大地で輝いた。まず決勝トーナメントの準決勝で、DeNAJr.をタイブレークの末、2-1のサヨナラ勝ちで決勝進出。阪神Jr.との決勝でも1-0のサヨナラ勝ちで大会最多に並ぶ3度目の優勝を果たした。決勝は先発した大橋一暁投手(三重・四日市市立大谷台小6年、大谷台野球少年団)が完封勝利。木村明聖内野手(愛知・犬山市立城東小6年、木津ブライト)が0-0の7回裏1死二塁からサヨナラ二塁打を放った。
本塁付近で歓喜の輪ができた。準決勝をサヨナラ勝ちで決めた中日Jr.が、決勝の舞台でもミラクル勝利。胴上げされた湊川監督が相好を崩した。
「阪神Jr.も強敵で苦しい戦いだったし、本当に選手が頑張った。褒めてあげたい」。2年ぶりのVを引き寄せたのは、両軍無得点で迎えた7回裏1死一塁の好機だった。湊川監督は、ここで盗塁を指示してこれが的中。得点圏に走者を置いて相手バッテリーにプレッシャーをかけると、9番木村から快音が響く。打球は、左翼越えのエンタイトル二塁打。結果的に二盗が効いて、優勝をもぎ取った。
殊勲打の木村は「大会を通じてあまり打てていなかったので、チームのために何とかしたかった。打った瞬間に手応えもあったので、(左翼を)越えたとは思いました」と満面の笑み。153センチと小柄で明るいムードメーカーが大仕事をやってのけた。
投げては決勝の先発を任された大橋が、7イニングを完封。遊撃手もこなす野球センス抜群の右腕は「投球そのものは85点くらい。予選より良くはなかったけど、優勝できたので良かった。やっぱりうれしい」と声を弾ませた。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201712/CK2017123002000091.html