2017年12月29日
平田、106歳の教えを胸に刻んだ 「努力、ばか正直、歩く」
平田、106歳の教えを胸に刻んだ 「努力、ばか正直、歩く」
2017年12月28日 紙面から

106歳の浅井登志子さん(右)と餅をつく平田=名古屋市千種区のグループホーム咲花唐山で(金田好弘撮影)
中日の平田良介外野手(29)が27日、名古屋市千種区の老人ホーム「グループホーム咲花唐山」を訪問し、餅つきなどで年配の方々と交流した。1911(明治44)年生まれの106歳、浅井登志子さんからは、長寿の秘訣(ひけつ)について「努力、ばか正直、歩く」というアドバイスも。1年でも長く現役を続けるため、3つの言葉を胸に刻みこんだ。
人生の大、大、大先輩の言葉が、平田の胸に突き刺さった。一緒に餅つきをした106歳の浅井さんが語り始めた。「ねっからの農家の子どもでしたからね~。ずっと歩いていたから足が丈夫でした」。平田はその言葉を聞くや、「いっぱい歩こう」とすぐさま呼応した。
第1次世界大戦より前に産声を上げた浅井さんは、きねを平田と一緒に振り上げるなど元気満々だ。これまで数々の苦難を乗り越えてきた生き字引からは、続けて「努力とバカ正直になること」との言葉が。平田は、ただただうなずくしかなかった。
たゆまぬ努力は、プロ野球選手として当たり前。歩くことに関しては、来春キャンプが仮に2軍だったら「行きと帰り、バスに乗らず走ろうと思います」と痛めていた右膝の強化も兼ねたランニングで補う。さらに、「野球にプラスになるか分からないけど、平田良介という人間が成長できるようバカ正直でいたい」とも言った。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201712/CK2017122802000104.html