2017年12月16日
荒木、400盗塁&300犠打でダブル歴代10傑狙う
荒木、400盗塁&300犠打でダブル歴代10傑狙う
2017年12月16日 紙面から

通訳(左端)を介して、熱心に守備を教える中日・荒木(左から2人目)=米ハワイ州ホノルルのハワイ大学ムラカミスタジアムで(竹村和佳子撮影)
【ホノルル(米ハワイ州)竹村和佳子】名球会ハワイ総会3日目の14日、ハワイ大学のムラカミスタジアムで当地の小中学生約80人を対象に野球教室が行われた。初参加の中日・荒木雅博内野手(40)は、盗塁&犠打の歴代ベスト10入り、400盗塁&300犠打というともに史上初のダブル記録を狙う決意を語った。
陽光を浴びて元気に走り回る子どもらから、現役選手としてさらに高みを目指すためのパワーをもらった。現在、通算378盗塁で、あと3つ成功させると赤星憲広(阪神)らに並ぶ歴代9位となる。通算283犠打も現在10位で、両記録で歴代10傑に入れば史上初。通算400盗塁と300犠打を兼ね備えた選手もいないと聞くと「それはゼヒ達成したいね。むしろ、2000安打よりその方が自分らしい」と、新たなターゲットを決めた。
自分が1つ前の塁に進むことと、人を進めること。どちらもチャンスメークするチームプレーだが、意外と似て非なる能力のようで、歴代30傑に広げても両方に名前があるのは、荒木を含め6人しかいない。
しかもチームの作戦によるプレーで、自分勝手にやるわけにはいかないため、自身の努力だけで数字を稼ぐことはできない。難しいが、両方兼ね備えているのはチームにとって『究極のお助けマン』である証し。だからこそ、挑戦のしがいがある。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201712/CK2017121602000105.html